トップページ>Siberiusシリーズとは
Sibelius(シベリウス)はFinaleとよく比較される作曲ソフト、音楽ソフトです。日本ではFinaleの方がシェアが高いといわれていますが、世界でみるとSibeliusの方がシェアが高いともいわれます。
Sibeliusの特徴は「
直感的に操作できる」というものです。Finaleはすべてをワープロ的に全てを思うように編集できるの特徴としているので、ソフトの差はこのコンセプトの差に表れています。
現在日本語版ではSibelius5が出ており、Finaleに対して劣っているといわれていた楽譜浄書機能も良くなっており、「直感的な操作」と両立しています。
価格はFinaleと同じくらいです。ただ、バージョンアップが不定期なのでいちいち更新しなくて良いということはあります。
具体的な機能
レイアウト画面でみるのではなく、横スクロール表示する機能があります(Finaleも可能です)。譜表の分割やページレイアウトを気にすることなく無限大に横に続く譜表で曲の流れ を見ることができます。
ダイナミックパート機能・・・スコア譜とパート譜を独立したウインドウで別々に編集できます。詳しくは下記の参考文献を参考にしてみてください。
キュー(休符中に他の楽器が何をしているかを書いておくなど)としてのパート譜を作るのもあっという間です。キューにしたい部分をコピーして「キューとして貼り付け」を使って欲しいところに貼り付けるだけです。楽器変更も同様にできます。
アイデアハブ・・・一瞬にひらめく貴重なアイデアを逃さず思いついたときに保存しておくのがこのアイデアハブです。クリップボードのよう思いついたにフレーズやコード進行を貼り付けて、後で使うことができます。また、幅広いジャンルの「アイデア」が2,000以上既に用意されているのでこれらを使って作品に生かすことも可能です。
など。
個人的視点
Sibeliusはスコアに音符を記入するとき、実音が出る。Finaleは移調譜を記入するとき、それをC譜で読んだ時の音が出るので混乱してしまいます。両方とも実音で入力ができるのでそれに慣れている方は平気だと思いますが。
1小説の長さを超える音価を入力すると、タイになって次の小説に持ち越されます。Finaleは1小説の長さを超える音価を通常入力できません(小説の長さを無視した音価を入れることは可能))。
トランペットの譜面でMuteと書いたりすると、音色がMuteでプレビューされたりします。楽器も変更でき、それもプレビューされます。そういうところはFinaleにはありません。
FinaleとSibeliusどちらがいいのか迷うところですが、どちらもデモ版をダウンロードできるので両方試してみることをお勧めします。