トップページ>Singer Song Writerシリーズとは

Singer Song WriterはFinaleとは打って変わって、楽譜作成を主目的にしておらず、作曲・編曲サポートとMIDI編集・出力を目的としています。ポップスの作曲ではプロが使用していることも多く(ここを見てみてください)、デジタルな音楽制作(携帯着メロなど)にも優れています。

Singer Song Writer には 「Singer Song Writer 8.0VS(Win)」「Singer Song Writer 8.0(Win)」「Singer Song Writer Lite 6.0(Win)」「Singer Song Writer Lite 3.0(Mac)」の四種類があります。後者になれば価格が安くなりますが、機能も限定されます。オーディオ関連機能は他の類似品と比べると見劣りします が打ち込みをやる方には評価が高いようです。

MIDI関連機能に重点を置いたソフトなので、自作の曲をCDに焼いてその伴奏で歌を歌う、といったことをより簡単にやることができます。

打ち込みをして作曲したい方に向いています。


一般的にいわれる特徴
・最上位ソフトでも、他の類似製品の最上位ソフトと比べると機能的には劣る部分もあるが、使いやすさに優れ、価格も手頃なため、敷居が低い。

・アレンジの機能(たとえば、コード進行だけを設定し、曲のジャンルを決めるとそのコードにのっとってドラムやベースなど伴奏を作ってくれる機能)がほかの類似品には見られない。

・VSTプラグイン(Virtual Studio Technologyプラグイン)に対応していて、簡単にいえばエフェクトの選択肢が増えます。世の中には市販のパッケージソフト、シェアウェア、フリーウェアなど膨大の数のVSTプラグインが存在しているので、拡張性が高いです。(参照:all about)勿論、VSTインストゥルメント(VSTi)対応・収録でリアルな音色で作曲・出力することができます。また、MIDI関連機能も充実しています。


個人的なポイント

オーディオ関連の機能については見劣りする部分がありますが、編曲(アレンジ)機能はとても使いやすく打ち込み(ひとつひとつデータを打ち込んで作曲する)にとても向いていると思います。

MIDIでは簡単な操作で音符一つ一つに対して値を設定でき、素早く自分の思う通りの音楽を作ることができると思います。ただ、あくまで他のソフトと比べてということであって初心者がこのような操作をすると時間がかかると思います。それを承知で始めてある程度操作などがわかってきた場合使いやすさに気づくといった感じです。

とにかく使いやすさには定評があるので、これからポップスの作曲をやってみたい、ポップスの伴奏などを打ち込んで歌を歌いたいという人などにはぴったりだと言えると思います。またドラムパートの楽譜作成のし易さはFinaleよりも優れているかもしれません。

素早く曲を作りたい、という人も多いと思います。メロディーとコードを決めれば自動アレンジで素早く曲ができてしまうので時間がない人にも便利です。ただし、ほとんど何も設定しないで作曲をしていては一様に同じような伴奏の同じような曲ができてしまうということにもなりかねません。

値段もほかの類似製品より低いものが多いので、お手頃感があります。ここにも初心者の人が始めやすいという理由があります。